✅定年後に妻、パートナーと上手くやりましょう!✅家にいる時間が増える場合は要注意です! 🌈「熟年離婚」「家庭内離婚」を避けるためには🌈自らを「新参者」と心得ましょう?!

1.夫が家に居ることを妻は嫌がっていることを自覚する!

・定年になったら、これまで仕事一筋で妻に寂しい思いをさせて来たからと、妻と一緒に居てあげようと考えます。

・往々にして、退職前に仕事に追われて忙しく、家庭を顧みる時間がなかった夫に多い思考だそうですが、これは大きな間違いです!!

・そこには、夫が夢見ていた「俺の城」や「理想の夫婦像」は存在しません。

・家の中は「妻の城」であり、理想の夫婦像を追いかけるのは当の昔に妻は中止しています。

・yahooなどのインターネットの相談コーナーで多いのは、妻や同居するパートナーからの定年夫へのクレームです。

・「家にいるようになっても、家庭のことを何もしてくれない」「一日中、テレビの前のソファーから動こうとしない」「毎日、朝昼晩の3食を作るのはやっていられない。妻にも定年退職がほしい」etc,

・なぜ、このようなミスマッチが起こるかというと、あまりにも夫側が、妻や家事に無関心のまま、家に戻ってくるからです。

・家庭の中の変化、時代のパラダイムシフトについていっていないのです。「夫は外で稼いでくる」「妻はその間、家庭を守る」「家事は妻のもの」「男子、厨房に入らず」という、古い夫婦の固定観念を変えられずにいるわけです。

・妻の側にしてみれば、サラリーマンであった夫が、朝、会社に出かけてから遅くに帰宅するまでは、全くもって、自分の自由な時間です。

・家事を片付けたら、スポーツジムや趣味の教室に通い、帰りには友達とランチやお茶会、たまには夜の食事会もあります。

・妻には、快適なスケジュールが決まっています。まさに「亭主元気で留守がいい!」は真実なのです。

・そこまで作り上げた自分の世界に、定年夫という生き物は、侵入者以外の何物でもありません。それが、インターネットの相談の背景にあります。

・ましてや、家に居る分、家事が増えるばかりです。食事の世話をして、洗濯物も増えて、買い物も増える。妻にとっては、一つもいいことはありません。まさに「毒婦」ならぬ「毒夫」ですね(笑)。

・これが高じると、これまでの妻の不満の上にさらに不満が積み上がり、「熟年離婚」へと向かいます。

・「熟年離婚」という言葉は、2005年のテレビドラマで知られるようになった言葉です。熟年離婚とは、同居していた期間が20年以上で離婚に至ったケースと定義する識者の考えに従いたいと思います。

・1980年だと熟年離婚に該当する件数は約1万1000件であり、離婚全体に占める比率も7.7%程度でした。これが2019年になると約4万件へと増加し、離婚全体に占める比率も19.4%にまで上昇しています(厚生労働省「人口動態統計」)。

・このような熟年離婚増加の背景にあるは、高齢化の影響です。若年層の未婚化の進展もあってか、結婚している人々の年齢層が全体的に上昇しており、結果的に熟年離婚の占める比率も増加しているというわけです。このため、今後も熟年離婚は増加し続けると予想されています。

・見て来たように、夫の定年は、夫にとっては自由の始まりですが、妻にとっては自由な時間の終わりの始まりです。

・精神科医の和田秀樹氏は、『70歳の正解』(幻冬舎新書)の中で、このことを「妻にとって、定年後の夫は、自由を奪う「鎖」でしかない」と痛烈に、批判しています。

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・熟年離婚や、妻の病「夫源病」を避けるため、また、長く仲の良い夫婦でいるため、夫はこのことを自覚することがとても重要になります。

2.定年夫は家事をやろう!妻を機嫌よく外出させよう!

・人間関係には、男女だけに限らず、「ほどよい距離」が必要です。接近しすぎたヤマアラシが互いの体を傷つけるように、人間も近づきすぎると、心にトゲを刺し合うことになるのです。

・趣味がよい例です。わたしもテニスをやっていて、家内も遅れて始めました。試合に出ようと盛り上がり、ミックスダブルスの試合に出場しました。ところが、勝ちを焦った結果、お互いのプレーに不満が募り、険悪なムードになり、ダブルスの基本である互いをフォローすることができませんでした。勿論、試合も負けました。

・その後、二人で練習することはなくなり、互いに別々のチームで練習するようになりました。試合にでることはありませんでした。趣味は同じでも、一緒にやることはあまり、お勧めしません。

・せいぜい、一緒に居られる趣味は1つに留めましょう。それ以外は、別々の趣味がよろしいかと思います。わざわざ、夫婦喧嘩の種を作る必要はありません。

・新型コロナ感染の予防で、一時期盛んに叫ばれた「ソーシャルディスタンス」は、夫婦間にもあります。

・定年前は、夫は朝出勤し夜帰ってくるというサイクルが、ソーシャルディスプレイを成立させていました。どんなに仲が良くても、24時間一緒に長期間いるというのは、あり得ないことです。

・一緒にいる時間が長くなりすぎると、どういうことが起こるかというと、やることなすことが気に食わなくなって、目障りになるという心理状態に陥りやすいのです。

・顔を合わせる時間を短くし、定年前と同じくらいの時間にすると、心理的な距離感が生まれ互いのストレスが軽減します。

・つまりは、定年夫は、趣味や働き先、出かけるさきを作り、「キョウヨウ」があり、「キョウイク」がある状態を意識して作りだすことが大切になります。何も用事がないのに出歩くというのは、それはそれで、精神的な孤立感の問題が出てきます。

・「キョウヨウ」とは「教養」ではなく、定年後は「今日、やる用事がある」ということ。「キョウイク」とは「教育」ではなく、定年後は「今日、行くところがある」ということです。

・どちらも、定年後の生き方でとても重要な時間の送り方です。つまり、社会と何らかの形で、繋がっている。さらには、自分の役割があるということです。何かに貢献したり、期待されていることが孤立を避けるのには大切です。

・そして、妻の生活サイクルを今までどおり、尊重して、やらせてあげてください。妻の自由な時間を確保し、外出をさせてください。これが定年後の夫婦円満のコツです。

・決して、ちょっと外出しようとする妻を、「どこに行くんだ?」「おれの昼飯はどうなるんだ?」「何時に帰ってくるんだ?」と質問攻めにしてはいけません。

・妻の、一日の生活サイクル、一週間、一ヶ月のスケジュールを今のうちから関心を寄せ、覚えていきます。そして、気持ちよく「いってらっしゃい!」と送り出すことです。

・さらには、「料理・調理」と「名もない家事」にデビューすることです。

・昼飯くらいは、自分でなんとかしましょう。妻にとって、もっとも束縛されるのが夫の昼飯つくりです。日中でかけることができず、大きなストレス源になります。なぜ「調理」かというと、「レンジでチン!」で済むものでもいいからです。コンビニやスーパーに行けば和洋中なんでも揃っています。ついでに、食料品の値段も覚えられますよ。

・昼飯が用意出来たら、次は朝ごはんも、自分で用意して食べる生活力を付けましょう。

・そして、もう一つは、「家事」へのデビューです。「ゴミ出しは今でもやっているよ!」という方も多いと思いますが、それは結構なことです。その前の段階、前の段階を遡っていくと、「名もない家事」が多くあることに気づくでしょう。実は、最も、大変でノウハウが必要なのがここです。

・ゴミを曜日ごとに選別して、ゴミ袋に詰める。ゴミ袋の種類を買い足し補充する。そのためには、ゴミ袋の収納箇所を知っている。

・一説には、ゴミ出しには11個の工程があるという専門家もいます。

・ゴミ出しができたら、掃除や洗濯などと範囲を広げていきます。

・定年後の夫婦は、助け合う気持ちが必要です。家に居る人は、家事を負担する人です。

・これで、妻を気持ちよく送り出す準備は完璧です。

・皆さんが男女ともに、良い夫婦、パートナーでいられることを願っています。

・最後までお読みいただきありがとうございました。

・興味のある方は、是非、こちらもご覧ください。

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