ほそだ宮の森事務所通信「終活と相続をトータルサポート」 終身サポートにも対応しています!2026年10月号

ごあいさつ

いつもお世話になっております。

終活と相続のトータルサポートで認知症対策、終身サポート事業にも対応の行政書士ほそだ宮の森事務所&一般社団法人いきいきライフ協会札幌宮の森代表の細田健一です。

当事務所通信では、終活と相続にまつわる「今知っておきたい」最新情報を、法令解説や身近な話題を交えながらわかりやすくレポートします。お仕事や家事の合間にぜひお読みください。

十月に入り、朝晩の冷え込みがぐっと増して、札幌でも秋が深まってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。今号の「活動報告」では、10月24日(土)に手稲区区民センター二階区民ホールで開催される「第26回手稲ふれあいフェスティバル」(入場無料)での特別講演についてご案内します。お近くの方はぜひお気軽にお越しください。

ご家族がいる方、おひとり身、お一人暮らしの方、ご夫婦だけの世帯、親子離ればなれでお暮しの方も、「前向き終活!」「失敗しない相続!」を考えるきっかけにしていただければ幸いです。

また、高齢者福祉、障害者福祉、医療・介護、葬祭業、高齢者施設、不動産関係など各分野の専門家の皆様の業務のお役に立てる情報もお届けしています。

<今号の目次>

1 【終活の窓】「終われる」成年後見へ ~改正民法成立とデジタル遺言~

2 【注目トピックス】数字で見る長寿社会 ~高齢者人口3,624万人29.6%で過去最高~

3 【活動報告】第26回手稲ふれあいフェスティバルで特別講演を行います(10/24)

あとがき

1 【終活の窓】「終われる」成年後見へ ~改正民法成立とデジタル遺言~

☆判断能力が不十分な方を支える成年後見制度を見直す改正民法が、2026年6月17日の参議院本会議で可決・成立しました(同月24日公布)。「一度使い始めたらやめられない」と敬遠されがちだった制度が、大きく変わります。

変更点1 利用を途中で終えられるようになります

従来は、一度利用を始めると判断能力が回復しない限りやめられず、事実上の終身制でした。改正後は、家庭裁判所が認めれば途中で終了できる規定が新設されます。支援する補助人には、年に1回の家庭裁判所への状況報告義務はなくならず、むしろ制度の「終結」を判断する重要な契機として位置づけられます。

変更点2 必要な行為だけの支援が可能に、類型は「補助」に一本化

これまでの「後見」「保佐」「補助」の3段階は、改正後は「補助」に一本化されます。遺産分割や不動産の売却など、特定の行為に限って支援を受けることができ、面談に出向かないなどの理由があれば補助人を交代することも可能になります。成年後見の利用者は2024年12月時点で約25万人にとどまっており、使い勝手の悪さの改善が狙いです。成年後見に関する改正は、公布から2年6か月以内(2028年12月まで)に施行される予定です。

変更点3 パソコンで作れる「デジタル遺言書」が登場

遺言をパソコンなどで作成できる「デジタル遺言書」(保管証書遺言)が導入されます。法務局が本人確認のうえ遺言書のデータを保管し、本人の意思に基づく作成かを確認するため、保管申請の際に遺言の全文の口述が求められます。修正や追記がしやすく、紛失のリスクも減らせます。なお、手書きの遺言も引き続き有効で、これまで必要だった押印は不要になります。施行は、押印の廃止が公布から1年以内、保管証書遺言の創設が3年以内(2029年6月まで)とされ、それまでは現行の制度が続きます。

なお、同じ6月に成立した改正社会福祉法により、身寄りのない高齢者の入院手続きや死後の手続きなどを社会福祉協議会などが担えるようになり、成年後見を終えた方の受け皿にもなります(公布から2年以内に施行)。

<細田からのアドバイス> 制度が使いやすくなっても、判断能力が低下してからできることは限られます。ご家族がお近くにいる方は、元気なうちに「任意後見契約」や「家族信託」、遺言書などをご家族と一緒に検討しておくと安心です。おひとり身やご親族と疎遠な方は、改正で整う公的な受け皿を視野に入れつつ、身元保証・死後事務まで含めてどなたに何を託すか、今のうちから整理しておきましょう。デジタル遺言書のご利用もご相談ください。

2 【注目トピックス】65歳以上は3,624万人・29.6%で過去最高——総務省「敬老の日」統計、75歳以上は2,168万人に

☆この夏から秋にかけて、高齢社会の「いま」を示す統計が相次いで発表されました。「終活・相続の準備は特別なことではない時代」であることが、数字から見えてきます。

⑴ 65歳以上は3,624万人、人口の29.6%で過去最高

総務省統計局は2026年9月20日、「統計からみた我が国の高齢者-『敬老の日』にちなんで-」(統計トピックスNo.149)を公表しました。2026年9月15日現在の推計で、65歳以上人口は3,624万人と前年から2万人増え、総人口(1億2,262万人)に占める割合は29.6%と過去最高を更新しました。男女別では男性1,571万人、女性2,054万人で、女性が483万人多くなっています。年齢階級別では、75歳以上人口が2,168万人(総人口の17.7%)と前年比43万人増え、いわゆる団塊の世代がすべて75歳以上となった影響が表れています。一方、80歳以上は1,288万人で前年比3万人減でした。90歳以上は306万人、100歳以上は約9万人です。日本の65歳以上人口割合は人口4,000万人以上の39か国中で最も高く、2位イタリア(25.6%)を大きく上回ります。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、この割合は2040年に34.8%、2050年に37.1%に達する見込みです。

⑵ 平均寿命は女性87.33歳、男性81.35歳

厚生労働省の発表(2025年の簡易生命表)では、平均寿命は女性が87.33歳(0.20歳増)で41年連続の世界首位、男性は81.35歳(0.25歳増)でした。それだけ「人生の後半戦」が長くなっているということです。

⑶ 老老介護は過去最高、単身高齢者は933万人

2025年の国民生活基礎調査では、在宅介護のうち介護される人も介護する人も75歳以上の割合が37.1%と過去最高になりました(2001年調査の18.7%の約2倍)。65歳以上の1人暮らしは933万人を超えて最多を更新し、厚生労働省は、平均寿命が延びて配偶者が亡くなり単身になる高齢者が増えたためと分析しています。

⑷ 働く高齢者は943万人、過去最多

65歳以上の就業者は2025年時点で943万人と22年連続で増え、就業者全体の約7人に1人(13.8%)を占めます。就業率は65〜69歳が54.5%、70〜74歳が36.2%、75歳以上が12.6%といずれも過去最高でした。年金受給開始年齢の引き上げや定年延長、健康寿命の延びが背景とみられます。

<細田からのアドバイス> 長生きの時代は、「元気な期間」だけでなく「判断能力が衰えたあとの期間」への備えも欠かせません。ご夫婦世帯の方は、どちらかが先に介護や認知症になる場合を想定して、預貯金や不動産の管理方法を二人で話し合っておきましょう。おひとり身の方は、入院・施設入所・死後の手続きを誰に託すか、早めの準備をおすすめします。

3 【活動報告】第26回手稲ふれあいフェスティバル(入場無料)で特別講演を行います(10月24日(土)) 

☆10月24日(土)、手稲区民ホールで開催される「第26回手稲ふれあいフェスティバル」(手稲ふれあいフェスティバル実行委員会主催・入場無料)で、代表の細田が特別講演の講師を務めます。

特別講演 「今できる、もしもの備え」~元気なうちに備えて安心 終活基礎講座~

 令和8年10月24日(土)10時30分〜11時30分 手稲区民センター二階区民ホール(当日受付も可能、予約優先)

認知症になったときどんな対策があるのか、身寄りのない方はどんな準備をすればいいのか、相続や不動産の悩みも早めの備えで安心を、をテーマに、終活で最初にしてほしいこと、法定後見制度、任意後見契約、家族信託、遺言書、おひとり身の方の追加対策、みんなで楽しむクイズ、最新の重要な法改正などをお話しします。会場配布の「終活チェックシート8つ」で、ご自身の備えを確認できます。

フェスティバルのご案内

今年のテーマは「健康、終活、フレイル予防 ~自分らしく生きるための備え~」です。前日10月23日(金)は、イオン札幌手稲駅前ショッピングセンターで、手稲家庭医療クリニックセンター長の小嶋一先生に相談できる「教えて!小嶋先生」(スターバックスコーヒー イオン札幌手稲駅前店、13時〜15時、予約優先)や、認知機能チェッカーなどの健康チェックが行われます。24日(土)の手稲区民ホールでは、特別講演のほか、健康講演(13時30分〜)、専門家相談ブース(24日は行政書士も)、お薬づくり体験、スタンプラリーなど盛りだくさん。両日、施設見学会も開催されます。

★引き続き、一般向け、専門家向けに関らず、介護予防センターや老人クラブ、社会福祉協議会、医療・介護関係の団体様などでの講座・セミナーの講師依頼も承っております。終活や相続の勉強会をご希望の団体様は、お気軽にお問合せください。

<あとがき>

朝晩はすっかり肌寒くなってきました。寒暖差も大きい時期ですので、どうぞ暖かくしてお過ごしください。手稲ふれあいフェスティバルの会場で、皆さまとお目にかかれることを楽しみにしております。

次回も、皆さまが安心して未来を迎えるためのヒントをお届けいたします。

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