✅長く会社勤めをしていると人間関係は協調性だと思う!✅それを続けているとボケますよ!🌈定年後は自分の意志力に期待する?

・今回は、2023.1.4「PRESIDENT Online」の精神科医の和田秀樹さんの記事を題材に、定年後も脳が溌剌とする態度について考えてみます。

1.定年後は「わたしはこう思う!」で行く


・わたしたちはどうも、歳をとると自分の考えにこだわるより相手や周囲に合わせるのが大人だと思うようになってきます。「いい歳をして、わがままをいうのはみっともない」と考えます。

・まして定年で仕事を退いてしまうと、「もう現役じゃないんだからあまり出しゃばらないようにしよう」と考えがちなのです。

・長く会社勤めをしていると、人間関係に大切なのは協調性だと思うようになります。とくに管理職になるとその傾向が強まります。

・あんまり丸くなってしまうとなんだか隠居したみたいです。それに感情が刺激されることもなくなります。

・60代、仕事は一線から退いてもやってみたいことはいくらでもあります。あるいは頭がしゃんとしているなら自分の意見も判断もあります。それが相手や周囲とぶつかる場合も当然、あるはずです。

・「わたしが我慢すれば済む話だな」といった協調性にこだわってしまうと、脳は欲求不満に陥ります。そしてもっと困るのは、人づき合いが面倒になることです。

・定年後の人間関係は、広く浅くと考えなくてもいいのです。みんなとうまくやろうなんてあまり考えないでください。それをやっても脳は退屈します。

・和田さんは、「わたしはこう思う」という人はボケない、といいます。それよりむしろ、自分のいいたいことははっきり口に出して、「わかるよ」とか「わたしもそう思う」という人間とつき合ったほうが楽しいし、おたがいの刺激にもなると述べています。

・70歳ぐらいで妙に丸くなったり、周囲に遠慮する人のほうがボケやすいのだそうです。丸くなるのも善し悪しです。

・むしろ、派手なシャツやセーターを着込んで街を歩いたり、若い女性と楽しそうにお茶を飲んでいるような人は、たとえ家族に「いい歳をして恥ずかしい」と思われても脳は溌剌としています。

・60代の男性が、闘争心をなくして世間の常識に従ったり、周囲に遠慮するようになってしまったら先が見えてくるそうです。

・それを考えると、当分の間、反骨じいさん、反骨ばあさんを目標にするというのもありですね。

2.自分の意志力に期待したっていいのです


・定年後、大切になってくるのは、わたしたちの意志です。成し遂げようとする思い、自分の意見・考えといってもいいです。

・意志力とは「自分がどうありたいか?」といった仕事上の、人生上の価値観です。

・意志力が明確になればなるほど、自分がやるべきこと、やらなくてはならないことが具体的になり、動きたくなります。

・そのプロセスを繰り返す中で、「求められる役割をしっかりと演じさえすれば居場所と存在意義を見つけられる」という自信が高まります。

・意志力は例外なく誰もが持っていますが、大きな川(=会社組織)に流され続けていると輪郭がぼやけることがあります。まして、40年前後も一つの組織にどっぷり浸かってきた中高年サラリーマンには、甚だしい限りです。

・わたしたちが今生きているのは、過去の成功モデルが一切役に立たない、世界中で誰も経験したことがない超高齢社会です。自分のヒストリーを誇りに、右に行ったり左に行ったり、高く飛んだり低く飛んだり、自分の価値判断に基づき具体的に動くと、生きがいや幸せを見出すことができるのです。自由に決めて動けばいいのではないでしょうか。

・自分が自分に期待しなけりゃ、周りが自分に期待するわけなどありません。

・「私はもっと進化できる」という確信があれば、唯一無二の「私」になれるのです。学びはあちこちにあふれています。自分がここに存在する意味を実感し、「年を取るのも悪くないな」と思えるときがきます。

・精神科医の神谷美恵子さんがいいように、希望とは浮かれた中ではなく、しんどい中に存在します。

・心理学者のアルフレッド・アドラーは、次のようにいいました。「他者は変えられないけれど、他者との関係性を変えることはできる」と。

・自分の居る世界が、血の通った温かい空間になるかどうかは、自分の行いで決まるのです。

・明日、人生はどんな期待を「私」にするでしょうか?正直なところあまり長生きはしたくないけど、どうせ預けられる命なら面白い人生で終わりたいと、近頃、切に思えてきます。