ほそだ宮の森事務所通信 2024年11月号 終活と相続に関する最新情報をレポートします!
いつもお世話になっております。
行政書士ほそだ宮の森事務所((一社)いきいきライフ協会札幌宮の森) 代表の細田健一です。
終活と相続に関する最新の情報について,法律の解説や身近な話題などを取り上げてレポートいたします。お仕事や家事の合間にお読みください。
ご夫婦で,シングルの方はご友人と,親世代がいらっしゃる方はご一緒に,「失敗しない終活!」「失敗しない相続!」を考えていきましょう。
また,高齢者福祉,障害者福祉,医療看護,行政,葬祭業,施設関係等各分野の業務のお役に立つことができましたら望外の喜びです。
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<今号のもくじ>
1 終活の窓 「増え続ける単身高齢者!誰が支えるのか」
2 活動報告 札幌市医師会主催の「死後事務」一般公開講座,北海道行政書士会札幌支部主催の「終活・相続の実務」講座が大盛況で無事終了!
3 ご案内 12月3日(火),10日(火)地下鉄北18条駅側で「ワンコイン個別相談会」開催します
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1 終活の窓 「増え続ける単身高齢者!誰が支えるのか」
先日,国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が都道府県別世帯数の2050年における将来推計を公表しました。
世帯主が65歳以上の高齢世帯のうち,一人暮らしの割合が北海道内では46.2%に達します。全国平均は45.1%。また,全世帯に占める高齢者一人暮らしは22.8%。5世帯に1世帯強が単身(独居)高齢者になります。背景には,現役世代の未婚化などがあり,見守りや介護など高齢者を支える対応が急がれます。
高齢者の人数でみると,2050年には「1084万人」に達し,2020年の「738万人」の1.5倍近くになります。高齢期に一人暮らしになることは,誰の人生にも起こり得ることと言えます。
直面する課題は多岐に亘りそうです。部屋を借りにくい。入院や施設への入所がしにくい。日々の金銭管理,財産管理や見守りが必要な人もいるでしょう。
亡くなったあとの事も,自分ではできません。人との接点が減り孤立すると,介護や病気の予防・早期発見の面から懸念があります。
「家族」の前提が崩れています。本当に必要な支援はなにか,社会でどう分担するか考えていく必要がありそうです。
神奈川県横須賀市は終活情報の登録制度を持っています。詳しく調査したわけではありませんが,緊急連絡先やかかりつけ医,エンディングノートの保管場所,葬儀の生前契約先などを市民が登録。いざというとき,市が病院や警察などの紹介に応じます。本人の希望を生かせるとともに,自分はどうしたいかを考えるきっかけになります。このほかにも,いくつかの地域では,身寄りのない高齢者を地域で支えていけるように,自治体が中心となって,福祉団体,医療機関,介護事業者,民間企業,士業などが連携し,支援のネットワークを構築する動きがみられます。今後,札幌市をはじめ,道内各地にもこうした動きが出てくることを期待したいです。
ある調査。高齢者に「誰に頼るか」を尋ねると,西欧の国々に比べ日本では友人や近隣の人の割合が著しく低い水準だったそうです(内閣府調査)。日本では家族以外の人に頼ることが苦手な状況がうかがえ,今後の課題といえます。
このように,一人暮らしをされていて身近に頼れる人がいない場合でも,亡くなった後に自分の意思を確実に実現し,残された方々に負担や迷惑をかけないようにしておくことができます。
思い当たる方,話を聞いてみたい方は,当事務所にお気軽にご相談下さい。
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2 活動報告 札幌市医師会主催の「死後事務」一般公開講座,北海道行政書士会札幌支部主催の「終活・相続の実務」講座が大盛況で無事終了!
☆11月11日(月)、札幌市中央区の札幌市医師会館大ホールにおいて札幌市中央区在宅ケア連絡会様からのご依頼で「死後事務」(人がお亡くなりになったあとの手続き)の講義を行いました。公開講座でしたので一般の方も参加OKでした。ご依頼者様のお顔もありましたよ。会場には58名,オンラインでは125名の参加者で大盛況でした〜
おひとり身の高齢者にまつわる,死後事務・身元保証などの問題について解説しました。身の回りや財産の整理,相続の手続き,葬儀やお墓の準備,医療・介護などへの不安を解消し,人生の終盤をご本人様らしく過ごしていただくための準備=終活について考える一助にしていただけたら嬉しいです。また,令和6年6月,内閣府から公表された「高齢者等終身サービス事業者ガイドライン」についてもお伝えしました。
☆11月14日(木),札幌市中央区のかでる2.7において北海道行政書士会札幌支部のご依頼で,会員の行政書士向けに「終活・相続の実務専門講座」の講師を務めました。
同業者のプロの方々40名が参加され凄い熱気でした!(圧も感じましたが💦…)。
3時間の長丁場でしたが,何とか飽きさせずに,終えることができました。ホッ!
いずれの講座もそうですが,わたしの大きな目標である「北海道に明るい前向き終活を普及させる!」ために役立つ活動には,積極的に取り組んでいきたいと思います。
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3 12月3日(火),10(火)「ワンコイン 終活・相続個別相談会」を地下鉄北18条駅側で開催します
「終活・相続に関する個別相談会」を開催します。1組2名まで同席可で,相談料500円のワンコイン。
これまで,6組の方々がご利用下さり,たいへん好評をいただいております。
<相談者のご意見・ご感想>
・「母親は昭和〇〇年生まれで,体調がよくない。いまのうちに,終活するよう相談します。」
・「自分はおひとり様で老後が不安。身元保証というサービスがあって安心しました。」
・「障害を持つ子ども(成人)の「親なきあと」の相談。私たちの希望を叶える方法を相談できてよかったです。」
・「高齢の両親は二人暮らし。遠く離れている自分が今,力になれることを教えてもらった。妹と相談します。」
気になっている事,お悩み事やお困り事をお気軽に相談してみませんか。
事前予約制ですので静かな環境で相談ができます。
(ご相談内容に応じて連携している士業が同席する場合があります。)
<ワンコイン終活・相続個別相談会>
◇日時 12月3日(火),10日(火)の2日間
◇時間帯 2日間とも同じ時間帯です。
①09:30〜10:15 ②10:30〜11:15 ③11:30〜12:15
◇相談料 1時間帯500円(1組2名様まで同席可能) ※現金のみ支払可
◇場所 札幌市北区北18条西3丁目1-18 リー北18条ビル5階(地下鉄北18条駅1番出口北隣りのピタットハウスの緑の看板のビル)
◇予約受付 ご希望の時間を選んでお申込み。先着順。受付後、可否について連絡して決定します。 電話又はHPからお申込みください。
<あとがき>
身内の話しで恐縮ですが,奇跡的なことなので是非,お聞きください。
家内方の親戚が,先日,故人となったお父様の家の庭木に登り手入れをしていたところ,乗っていた松の枝が折れ,3メートルくらいの樹上から落下しました。大きな衝撃です!
なんとか自力で病院に行き(マイカーを運転!),手当を受けたら,幸い肋骨にヒビが入る程度の怪我で済み,コルセットを巻いて終了。
大事故にならずに済んで親戚一同,揃って「命綱がそろそろ必要な年齢だ」「○○も木から落ちる」と,笑い話しのねたにしておりました。
そのほとぼりも冷めやらぬ,数日後,またその親戚の別の事故のニュースが…。
今度は,車で国道を走行中,鹿がいきなりぶつかって来たと!⚠
田舎を走る国道の横から突然,鹿3頭が現れ,車の運転席側のドアにまともに衝突してきたようなのです!鹿の方といえば,衝撃をものともせず,直ぐにその場から草藪の方に立ち去りました(当て逃げ!)。
本人の状況は?今度は怪我もなく,件の肋骨はまだ痛いけど,どこも異常はなく大丈夫だとのことでした。
人間は大丈夫でも,車は大きく凹み,大損害になったのはご想像のとおり。
この話しをどう捉えるか。
はじめの落下事故は,打撲で済んで良かったし,二つ目の鹿衝突事故は車はたいへんだけど,命に別状なくてこちらも良かったと思うのはどうでしょうか。 正に不死身の男!
「人間万事塞翁が馬」ですかね(笑)
立冬の日に積雪を観測した札幌です。
その後はやや秋に戻った感がありますが,間違いなくもうすぐ本格的な冬がやって来ます。ご準備は進んでいますでしょうか。
わたしの方は,冬タイヤへの交換,インフルエンザワクチン接種,衣替えは終了しました。残るは庭木の冬囲いかな。
冬の体調管理は,うがいと手洗いが基本です。どうぞお体ご自愛下さいませ。
\(^o^)/