✅9月19日は敬老の日!✅高齢者の就業率は25.1%!✅働く65~69歳は初めて50%超え!🌈およそ6人に1人は75歳以上、働く高齢者がどんどん増えています?!
・今回は、9月19日「敬老の日」に因んで、毎年、敬老の日の恒例になっている総務省統計局公表の「人口推計」から、中高年サラリーマンの定年後の姿を一緒に見ていきましょう。高齢者予備軍であるわたしたちの未来へのヒントが見つかるかもしれませんよ!
1.今回の特徴的な高齢者の動向は?
・総務省統計局では、「敬老の日」(9月19日)を迎えるにあたって、毎年、統計からみた我が国の65歳以上の高齢者のすがたについてまとめ、公表している。
・それによれば、2022年9月15日時点で高齢者人口は、3627万人、昨年から6万人増加しています。もちろん、過去最高を更新しました。
・総人口に占める割合は29.1%で過去最高。75歳以上は72万人増の1937万人で、初めて総人口に占める割合が15%を超えました。人数が大きく増えた理由は、1947~49年生まれの「団塊の世代」が75歳を迎え始めたためだとあります。
・これは、およそ6人に1人が75歳以上ということになります。80歳以上は1235万人で9.9%。10人に1人が80歳以上ということになります。
・さらに、わかり易く言うと、100人の人口の村があれば、そのうち29人がお年寄りで、75歳以上は約16人、80歳以上は約10人が該当するという計算です。
・世界でみると、65歳以上の割合は日本がトップなのはご承知のとおりです。2位はイタリア24.1%、3位のフィンランド23.3%を大きく引き離して、超超高齢化社会にまっしぐらの状態です。
・ある意味で、世界の最先端にいることになりますね。
・そのほかにも特徴的な点は次のとおりです。
・総人口は82万人減少したが、高齢者は6万人増加
・女性の高齢者人口は2053万人で、男性の1574万人より479万人も多い
・女性100人に対する男性の数は15歳未満では105.0人、15~64歳では102.6人と男性が多いが、高齢者では76.7人となり女性が多い
2.高齢者の就業状況は?
・65歳以上の就業者数は、18年連続で増加し、909万人と過去最多になりました。男性で536万人、女性でも373万人です。中でも、増加しているのが70歳以上の年齢の方々です。
・高齢者の就業率は25.1%で前年と同率ですが、年齢階級別にみると、65~69歳は初めて50%を超えて50.3%になり、70歳以上も18.1%となっています。
・つまり、定年退職後もいろいろな形で働き続ける人が、過半数を占め「ふつう」のことになったのです。
・15歳以上の就業者総数に占める高齢者の割合は、13.5%でこちらも過去最高になりました。
・役員を除いた高齢雇用者(雇用されている者)の非正規率は75.9%で、うちパート・アルバイトが52.2%。
・非正規雇用者の現在の雇用形態に付いた主な理由は、「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最多で男性は30.7%、女性38.0%。正規雇用を望んでいるが該当する仕事が無いからとする人は男性で10.6%、女性6.0%でした。
・高齢者就業率について、主要国では、日本の25.1%は、韓国の34.9%に次いで高い。アメリカは18.0%、カナダは12.9%、イギリス10.3%、ドイツ7.4%などが続きます。
・高齢者率は今後も上昇する見込みであり、行政には、医療、介護の体制充実や社会福祉のあり方、少子化対策、地域社会の維持などの課題に関し、将来を見据えたうえでのかじ取りが求められます。
・一方、予備軍のわたしたち中高年サラリーマンには、健康第一が最優先ですが、それとともに、「働き続ける」ことを前提としたライフシフトに取り組んでいくのが有効であると考えます。
・最後までお読みいただきありがとうございました。
・中高年サラリーマンのライフシフトに興味がある方は、是非、こちらもご覧ください。