✅くすぶるな50代 ミドルと会社のすれ違い!✅続けるのか、辞めるのか、それとも新たに始めるのか!🌈中高年は再戦力化の陰で会社離れ🌈残りの人生をどう生きていくか主体的に考えるときですよ!
1.中高年サラリーマンは残りの人生をどう生きていくか主体的に考えるときに!
・有力ビジネス誌の一つ、日経ビジネスの「新連載 くすぶるな50代」。
・記事の中で、出社しているはずなのに、姿が見えない中高年サラリーマンは「妖精さん」と言われているそうです。
・少し前までは、50代以降の中高年には、企業内部では「期待しない」「早く出て行ってほしい」ような空気が満ちていました。
・しかし、少子高齢化および企業の業績悪化で新規採用を減らしてきているなかで、中高年層は貴重な戦力としての働きが求められています。お荷物から、戦力へ。正に、逆転に次ぐ逆転!
・事例として取り上げられているのはNTTコミュニケーションズ。
・6月時点で社員の3分の1が50歳以上。2025年には社員の半数以上が50代となるのだそうです。
・この中で、人事担当のディレクターの発言として、非常に実態を表す言葉が語られています。
「面談を重ねて浮かび上がったのは「50代のやる気は決して低くない」という事実。多くの社員が訴えたのが「大事な問題が発生しても蚊帳の外に置かれ、意思決定の場にも呼ばれなくなった」という不満だった。」
・これには、非常に同感するものがありました。わたし自身も同じことを感じていたときがあったからです。
・54~55歳頃に、それまでは第一線で、何事につけ、打合せ、重要会議に駆り出されていたのが、一気にお呼びの声が掛からなくなり、仕事をドンドン召し上げられ若手にシフトさせられた経験があったからです。
・気が付いたら、窓際で雑務をこなしていました。
・先ほど紹介した方々は、「バブル入社組」と呼ばれる世代です。年齢が上昇するにつれて昇格昇進が困難になり、能力を発揮できずにくすぶっていました。
・周囲からの期待を得られなくなり仕事への関わり方に悩む人も少なくありませんでした。期待されないから頑張らないという悪循環に陥っていたのです。
・終身雇用や年功序列など日本型雇用制度が幅を利かせてきた時代に社会人となり、生活設計やキャリア形成の多くを会社に依存してきました。
・そして、給料が据え置かれると同時に、役職定年制が導入され、中高年に一気に仕事への意欲を失わせる大きな要因になりました。
・また、記事のなかで、企業の人事制度構築の専門家の意見として次のようなライフスタイルの変化についても言及している。
「(初婚年齢が上昇し)出産や住宅の取得年齢も後ろ倒しになっている。50代以降も子供の教育費や住宅ローンの返済にそれなりの資金をさかなければならない人が増えている。…50代以降も長く働き、ある程度のお金を得られるキャリアプランを再構築していく必要がある。」
2.続けるのか、辞めるのか、それとも新たに始めるのか
・定年延長後の再雇用制度では、賃金は現役時代より大きく低下します。わたしの場合は、2割低下。各種調査の結果で、中には5割低下の企業もあります。
・やりがいのある仕事に就けるとも限りません。モチベーションを維持できないのであれば、早い段階で自分の人生後半戦のキャリアを切り開くのも有効な手段です。
・早期退職への備えはこちらの投稿を参考にしてください。
・非常に衝撃を受けたのが、アンケート結果です。
・今後のキャリアに関して、定年延長の65歳まで働きたい人が29.5%と最多で、65歳を過ぎても働きたい人も40%いました。
・寿命が延びたことで、働く期間が長くなる「人生100年時代」に対する認識は40~50代でも浸透してきています。
・しかし、注目したいのは、「定年後も今の会社で働きたいか」との質問に「はい」と回答したのはわずか1.4%。71%が「いいえ」と回答していました。
・これをどのように分析するのか?
・記事では、「2021年施行の改正高年齢者雇用安定法を受け、多くの社員が継続雇用の道を選んでいるのとは対照的だ。」と述べています。
・一方、「今後、未経験の仕事(他部署の仕事や別の勤務先、独立して働くなど)に取り組みたいか」との質問に「取り組みたい」「できれば取り組みたい」を合わせると半数を大きく超える60.5%が選択していました。
・本心では会社の外に飛び出したいという思いが垣間見えると、記事は結んでいます。